SDK ランタイムは、サードパーティの広告 SDK をアプリから分離して実行できるようにするために Android 14 で導入された専用のランタイム環境です。このアプローチにより、ユーザーデータの収集と共有に関する安全対策と保護が提供されます。
- アプリによって開始される、変更された別の実行環境。
- すべてのアプリは独自の SDK ランタイム インスタンスを開始できます。
- SDK の権限とデータアクセス権の明確な定義
SDK ランタイムは、次の機能を提供することで SDK デベロッパーにメリットをもたらします。
- アプリのコードとプロセスから分離され、SDK にアクセスできない
- SDK が互いのコードやリソースに密かにアクセスするのを防ぐ
- サードパーティが UI を操作したり、UI の状態のレポートを妨害したりすることを防ぐメカニズム
ガイドの概要
これは、既存の(ランタイム非対応)SDK とともに SDK ランタイム互換のランタイム対応(RE)SDK をビルドするためのデベロッパー ガイドです。
学習内容:
- SDK ランタイムに関連する主要なコンセプト(アーキテクチャやインストールなど)
- 既存の SDK の移行計画の提案
- 手順:
- 開発環境を設定する
- ランタイム対応の SDK を準備する
- SDK API を宣言し、SDK エントリ ポイントを定義する
- 広告の表示とユーザー インタラクションにランタイム ライブラリを使用する
- ランタイム対応でない SDK からランタイム対応の SDK を呼び出す
- ランタイム対応 SDK をビルドしてテストする